介護用語辞典
精神保健福祉士(PSW)(せいしんほけんふくしし(ぴーえすだぶりゅー))
平成9(1997)年制定の「精神保健福祉士法」において定められた国家資格です。介護福祉士・社会福祉士とともに「三福祉士」と呼ばれますが、その中では一番新しい資格です。
精神科ソーシャルワーカー(Psychiatric Social Workerを略してPSWといいます)として、主に精神科病院やクリニック、行政、また精神障害を持った方の地域活動支援センターや作業所などで相談援助や生活支援などをしています。
日本では精神障害に対する偏見・差別が根強く、未だに先進諸国の中では精神科病床数と長期入院日数が突出している状態で、長い間福祉の対象とはなっていませんでした。
しかし近年、治療薬の進歩や人権意識の高まり、また長引く不況などでうつや自殺の増加などが社会現象となり、国も隔離収容から地域支援へと方針を転換しています。
これからは精神障害を持つ方の尊厳と自立した地域生活を支えるため、医療、地域との連携やネットワークづくりなど精神保健福祉士の活躍が期待されています。
精神保健福祉士になるには年1回実施される国家試験に合格し、財団法人社会福祉振興・試験センターに登録することが必要です。受験資格には福祉系大学卒業の他、社会福祉士取得後や一般大学卒業後、また相談援助実務4年の後に通信教育も含む養成施設等で1年以上履修するなど多くのルートがあります。国家試験や受験資格については財団法人社会福祉振興・試験センターのサイトに詳しく掲載されています。