介護用語辞典
ノーマライゼーション(のーまらいぜーしょん)
1960年代にデンマークのバンク・ミケルセンが提唱し、スウェーデンのニイリエ等によって世界的に展開された障害者福祉の施策や理念のことです。
「ノーマル(normal)」は、「普通の」「正常の」という意味の形容詞ですが、ノーマライゼーションとは 「障害をもった方も、その国の人たちがしている普通の生活をする権利がある」という視点に立ち、「障害を持った方の生活の条件をノーマルにすること」を目指します。
日本では、平成5(1993)年の障害者基本法、平成7(1995)年からの障害者プラン~ノーマライゼーション7か年戦略などで導入されました。
もともとは知的障害のある方の施設改善運動から始まったものですが、近年では「施設から地域へ」という社会福祉の大きな流れをつくり、さらに「障害のある、なしにかかわらず、誰もが住み慣れた自宅や地域で、自分らしく生活していくことができる社会の実現」という、障害をもった方だけではなく、子どもや高齢者など地域に暮らすすべて人のための福祉の基本理念へと発展しています。